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الأبحاث
CLEO Pacific Rim 2018 参加報告書
田邉研究室 博士課程 鈴木 良
標題の件につき,下記の通り,ご報告いたします.
記
1.参加会議
会議: The 13th Pacific Rim Conference on Lasers and Electro-Optics (CLEO Pacific Rim 2018)
日程: 2018年7月29日 – 8月3日
場所: Hong Kong Convention and Exhibition Centre, Hong Kong
2.CLEO Pacific Rim 2018について
3.報告者の発表について
4.関連発表
W2F.2: High-resolution spectroscopy using a tunable dissipative Kerr soliton microcomb
Yong Geng et al., Univ of Electronic Science & Tech China
microcombの研究グループの論文は常に読んでいるが、本研究グループについては本学会で初めて認識した。silicon nitrideリング共振器を用いて、soliton microcomb発生を確認していたが、2つのレーザ(pump and auxiliary lasers)を使用している。soliton microcomb発生時の大きな問題として、熱的に共振器へのポンプレーザの結合が不安定であることが挙げられる。本研究ではauxiliary laserをblue-detuning側へポンプしておくことで、pump laserの結合(red-detuning側)が揺らいだ際の補償を行い、安定的なポンプレーザの結合やsoliton microcomb発生を得ていた。このアイデアはmicrocombの研究者であれば容易に考えられるが(実際に報告者も検討したことがあった)、それを詳細に検討し、実証を行える段階まで持って行くことが出来るかが研究の勝負であると感じた。実際に田邉研究室の過去の例を考えても、microcombの波形整形やcw-ccw伝搬のdual-comb発生、ヒートシンク付きの結晶共振器など、誰でも考えられる初期アイデアまでは得ることが出来ていた。しかし、不足していたのは、実際にどういった現象が起こることが期待され、どのようなパラメータや必要装置があり、最後にどんな結果と利点が得られるかを理詰めで考えることであると感じた。
W2B.4: Efficient four-wave mixing using CMOS-compatible ultra-silicon-rich nitride photonic crystal waveguides
Ezgi Sahin et al., Singapore Univ. of Technology and Design et al
ultra-silicon-rich nitride (Si7N3)という材料を用いて、photonic crystal waveguide中で誘導四光波混合の発生を確認したという内容であった。microcombの研究でよく用いられるsilicon nitrideはSi3N4である。このSi7N3は非線形屈折率2.8×10-13 cm2/W (Si3N4の約10倍)、屈折率3.1、バンドギャップが波長1550 nmで約2.1 eVである。776 µmの導波路長を持つphotonic crystal waveguideにおいて、13 dBmの入力光に対し-37 dBの変換効率が得られていた。
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